フォトフェイシャルでニキビ跡が消える？

ニキビ跡とは

ニキビ跡とは、ニキビが治っても、赤みや色素沈着、クレーター（凹み）などの肌トラブルに悩む女性や男性は少なくありません。

人間の肌は、表面から内側に向かって、表皮、真皮、皮下組織という層に分かれています。肌の防御機能が低下すると、炎症が続くことで細菌が増殖し、真皮層や皮下組織にまでダメージを与え、それがニキビ跡となります。ニキビができてしまった場合、そのケアを怠ると、ニキビ跡に繋がる可能性が高まります。

赤みのあるニキビ跡

赤みのあるニキビ跡の原因は、通常、炎症や皮膚下の血管の浮き彫りなどが考えられます。まず、ニキビ自体は、毛穴に皮脂や老廃物が詰まり、それが肌の炎症を引き起こすことでできます。しかし、この炎症が長引くと、ニキビが治っても肌に赤みが残ることがあります。
また、この赤みから、ニキビが完全に治っていないかもしれないと心配することもありますが、実際には、ニキビが治ってから半年以上経過している場合、皮膚がダメージを受け、血管や筋肉が透けて見えていることがあり、それが赤みをより際立たせる原因となります。

茶色いニキビ跡

ニキビが治った後に、茶色いシミのようなニキビ跡が残ることがあります。このニキビ跡の原因は、メラニンという物質によるものです。炎症がメラノサイト（メラニンを生成する細胞）を刺激し、メラニンが生成されることで、ニキビの赤みが茶色に変わり、その後色素沈着してニキビ跡ができます。
また、太陽による紫外線は、メラニンの生成を促進することがあります。紫外線によりニキビ跡がさらに濃くなる可能性がありますので、紫外線から肌を保護することが重要です。

クレーターニキビ跡

ニキビケアをしないでいたり、ニキビを触り過ぎて潰してしまったりすると、肌の表が凹凸になってしますことがあります。これは、ニキビが深部に影響を及ぼし、真皮層にダメージを与えた結果です。このような、クレーターニキビ跡は、皮膚の自然な再生プロセスによっては改善が難しいことがあります。

ニキビ跡と肌のターンオーバー

肌のターンオーバーの乱れで、古い角質細胞が適切に剥がれ落ちず、毛穴を詰まらせることがあります、これにより、皮脂や細菌が毛穴内に閉じ込められ、ニキビの発生が促進されます。ターンオーバーが正常でない場合、炎症や傷が古い角質層に留まり、新しい肌細胞が生成されないため、ニキビの回復が遅れることがあります。また、ターンオーバーの乱れは、メラニン色素が適切に分解・排除されないことにつながることがあります。これにより、皮膚に色素沈着が生じ、赤みや茶色の斑点が残る可能性があります。これにより、ニキビ跡や瘢痕が残りやすくなります。

ニキビ跡を作らない

①洗顔と保湿をしっかりする
ニキビやニキビ跡を予防するには、正しい洗顔と保湿が不可欠です。洗顔の際には肌に優しくこすり過ぎないよう心がけましょう。また、顔を拭くタオルは清潔なものを使い、毎回新しいものに取り替えることが大切です。そうすることで、菌の繁殖を防げます。

②日焼け止めなどで紫外線を避ける
ニキビがある状態で過度に太陽の光を浴びると、炎症が悪化し、余分なメラニンが生成され、結果的に色素沈着が引き起こされる可能性があります。そのため、普段から日焼け止めなどを使うことを心がけましょう。もしも日焼けなどによって炎症が起こってしまった場合、早めに冷却し、抗炎症成分を含む製品を使用してケアすることがおすすめです。

③ビタミンを摂取する
ニキビ跡の改善のために、食事からビタミンB群やビタミンCを積極的に摂取することをおすすめします。ビタミンB群には皮脂の調節に役立つビタミンB2が含まれており、魚や卵、乳製品などの食品から摂取できます。また、ビタミンB6は皮脂分泌のコントロールに役立つ成分で、赤身の魚などから摂取できます。

④ファンデーションが毛穴に残らないようにする
ファンデーションを厚塗りしてしまうと、ニキビに刺激を与えるだけでなく、毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖し、ニキビの原因になることがあります。また、クレンジングを慎重に行うことも重要です。肌に余分な刺激を与えないようにし、ファンデーションが毛穴に残らないように気をつけましょう。

⑤刺激の強いケア用品を使用しない
ニキビを刺激すると炎症が悪化する可能性があるため、低刺激性でオイルフリーのスキンケア製品を使用することがおすすめです。

⑥ニキビをつぶさない
『ニキビをつぶすと治りが早い』という意見も耳にすることがありますが、皮膚科で使われる専用器具以外でニキビを潰すと、周囲の皮膚を傷つけ、ニキビが悪化し、ニキビ跡が残るリスクが高まります。

また、ニキビをつぶすことで新しい細菌が侵入し、新たなニキビができる可能性もあります。そのため、ニキビをつぶす行為は避けましょう。ニキビがつぶれた場合は、手で触らず、洗顔やスキンケアを通じて清潔に保つよう心がけてください。

ビタミンCでスキンケアを！

赤みや色素沈着のあるニキビ跡を改善するために、ビタミンCを含むスキンケア製品の使用がおすすめです。ビタミンCはメラニンの生成を抑制し、メラニン色素による色素沈着を薄くする効果があり、また肌のターンオーバーを正常化する助けになります。

フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャルは、特別な光を使用して、肌のさまざまな問題に効果的です。このフォトフェイシャルは、ニキビ跡だけでなく、しわ、くすみ、毛穴など、肌のさまざまな悩みを同時に改善することができる特徴があります。フォトフェイシャルは、施術時の痛みも少なく、肌へのダメージも少ないうえ、ダウンタイムの短いので、施術後に洗顔やメイクも可能です。気軽に施術できるのでメリットが大きいと言えます。

フォトフェイシャルの仕組み

①IPL（Intense Pulsed Light）
フォトフェイシャルは、波長の長い特殊な光を肌に照射します。紫外線は肌にダメージを与えてしまうのに対して、フォトフェイシャルの光は、ターゲットとなる組織にのみダメージを与えることができます。これにより肌が活性化し内部でコラーゲンを増生し、深層部からキメが整い、肌表面のトラブルも改善していきます。

②メラニン
フォトフェイシャルの光は、主に肌に存在するメラニンという色素に反応します。メラニンはシミ、くすみ、色素沈着、または血管の異常に関連していることがあります。

③色素沈着
光が肌に照射されると、光エネルギーはメラニンに吸収され、メラニンが熱に変換されます。これにより、肌の色素沈着が分解されることがあります。

④血管縮小
血管に照射されると、血管の収縮が促進され、血管の見た目が改善されることがあります。

⑤肌の再生
フォトフェイシャルによる照射は、肌のコラーゲンの生成を刺激することで、肌の弾力性やハリが向上し、しわやたるみの改善が期待できます。

ニキビ跡に効果が出るまで

フォトフェイシャルの効果は、肌の状態によって異なりますが、1回の施術時間が数十分から1時間ほどです。通常、2～3週ごとに1度の間隔で、3回～6回の継続的な施術により高い効果を発揮します。

以上、アンパサンド蒲田店でした！ニキビ跡が気になる方はお試しください！